耳をすませば

喜びと悲しみ
飛び交う場所で泣き叫んでた
手を握るのは誰 暖かい声は誰

生きること 戸惑う夜
自分自身 許せない夜

耳をすませば聞こえてくるよ
あなたが歌う 子守唄

まだ泣き虫だった頃
手作りのおやつと笑顔が待ってた
いじめられた日も怪我した日も
冷たい雨の日も

暖かい部屋 ミルクの匂い
話し続けた 一日の出来事

あなたこそが私の誇り
純朴で愛深き人
耳をすませば聞こえてくるよ
あなたが歌う 子守唄

歌詞メモ

「お母さんにはなんでも話してね」その母の言葉の通り、学校から帰ると夕飯の用意をする母の後ろの床に座り込んで、私は学校であったことを話していました。いじめられた日、泣かずに我慢して帰って母にしがみついてわあわあ泣いたこともあります。私が子供の頃の母は、ミルクのような優しい匂いがしていて、その匂いは今でも覚えています。
子供の私よりずっと無邪気で屈託なく笑う母。その母の笑顔を守りたい、母に幸せであってほしい、私は願い続けていたように思います。